1999/11/30
平日にぽこっと休みが入ったりすると、妙に嬉しいもんです。今日がその休日でした。朝から予定は何もなし。掃除・洗濯を済ませて、午前中からチェロを練習するという贅沢。何としあわせなことか。不在通知のあった荷物も受け取り、夜はチェロ・アンサンブルのコンサートを聴きに行ってきました。京都市立芸大の「火曜コンサート」、芸大の講堂での催しです。上村昇先生の門下生(要するに芸大の学生さん)の発表会みたいなかんじで、お客さんもそんなに多くはなかったのですが、内容は非常に充実していました。プログラムは、ボッケリー二のC−durのデュオ・ポッパーのレクイエム(6重奏版)・ピアソラのフーガ9,オブリビオン・ヴィラ=ロボスのブラジル風バッハ5番・クレンゲルの讃歌です。チェロ・アンサンブルとしては割と定番の曲でしょうか。さすがに、みなさんよくとおる音で、どのパートもよく聴きとれ、曲の骨格がはっきりと分かる演奏でした。同じ門下生でも、それぞれの方の音の違いがよく分かっておもしろかったです。曲の途中で、何度も「はっ」とさせられるようなきれいなハーモニーが感じられて、とても気持ちよかったです。
圧巻は、ブラジル風バッハのソプラノの方です。すごい声量とよくとおる声質で、後ろの8本のチェロをも圧倒していました。
讃歌は、上村先生も入っての演奏でした。もちろん5番パートです。さすがに世界の上村先生で、学生さんとは一線を画す音を聴かせてくれました。讃歌に先生が入らないと演奏できないということは、チェロの学生さんは、京芸全体で11人しかいないんですね。思っていたより少なくてびっくりです。
出演者の中に、どこかで見たことのある名前が・・・と思って、帰宅してから調べてみると、昨年の10月にクラルテの人形劇「セロ弾きのゴーシュ」をみにいったときに、そのゴーシュのチェロをされていた方でした。オーケストラ伴奏での人形劇だったのですが、その時のソロには感激しました。実は京芸の院生の方だったんですね。今年も見に行くつもりなのですが、同じ方が弾いてくださるのだろうか。
こんなに充実した演奏会を無料で聴けるなんて、最高の幸せです。お客さんが少ないのがもったいない。
1999/11/29
八幡市民オーケストラの定期演奏会が11月23日にありました。その後、反動というか、気が抜けてしまっています。今年はあと一つ大きな演奏会があるというのに、気合を入れなおさねば。
ということで、本日はこれからの演奏会予定といままでのステージ記録のページを更新。ステージ記録のページを見ていると、昨年を室内楽の年とすると、今年はまさにオーケストラの年という感じ。1年で5回も違うプログラムでオーケストラの演奏会に出演するのは、初めてではなかろうか。それでも何とかこなしている自分が不思議です。
チェロ弦のアンケートも2通届いていたので、追加しました。これまでに34通集まりましたが、だいたい傾向が見えてきたような気がします。このアンケートを送ってくださる方々は、かなり弦にこだわっていらっしゃるというバイアスがかかっているということを考慮に入れると、C,G線はスピロコアが定番でしょうか。A,D線はかなりばらついていますが、ラーセンかヤーガーかスピロコア。大体予想どおりの結果になっています。ピラストロ社のスチール弦に余り人気がないのも予想どおり。個人的には、クロムコア・プラスもいいと思うんだけれどもなぁ。ガット弦は、やはりピラストロ社製品に頼るしかないです。思ったよりガット弦の使用者がいらっしゃって、嬉しいです。
今年もあと一ヶ月、寒くなってきたので、かぜをひかぬように気をつけねば。皆さんも体調にはくれぐれもお気をつけください。
1999/11/17
音楽関係のリンクを追加。先日の1000人のチェロ・コンサート同窓会で12年ぶりに再会した「かいのー」さんのサイトです。「きょうのしあわせ」というページは毎日更新。こういう日記系のページのあるサイトって大好きです。
弦のアンケートが届いていますが、これはまた後日更新します。
1999/11/15
今日(おっと、もう昨日だ)、昨年の11月に開催された1000人のチェロ・コンサートの1周年記念同窓会に行ってきました。110人くらいが集まったのですが、それでも合奏となると相当の規模です。小学校の体育館での発表会形式のコンサートでしたが、またチェロアンサンブルを満喫できました。
合奏の後に、8団体ほどが出演してチェロアンサンブルコンテストが開かれました。みなさんとても楽しい演奏を聴かせてくれました。その中で3団体ほどが審査員特別賞を受賞しましたが、その賞とは別に、私の気に入った演奏の感想を書きます。
個人的に気に入ったのは、チェロアンサンブルEKO(多分慶応大学アインクライネスオーケストラの略??)の演奏。曲目はクレンゲル作曲のImpromptu。陰陽の付け方が絶妙です。本来4人でする曲を5人で演奏していましたが、1st Celloの重音の大変さを考えると、2人で1stパートを弾いていて正解であったと思います。最後にメンデルスゾーンの結婚行進曲が出てくるのですが、裏の分散和音の動きをもう少し聴きたかったかな(最低音パートフェチのわがまま)。これって、結構難しいのよね。それでも大健闘していたと思います。色々な曲のコラージュをつなげた楽しさがよく伝わってきて嬉しくなりました。
ちなみにこの曲、わたし自身大好きなんです。しかし、一発合わせで何回か演奏しただけで、まじめにさらったことがな〜い。一度はまじめにさらってアンサンブルをつくってみたいです。
コンサートの後、打ち上げがありました。いろんな人とお話しできて楽しかったです。掲示板にも時々書き込んで下さっている河合さんから声をかけられて初めて分かったのですが、なんとわたしと同じ高校出身の方が4名も参加してらっしゃいました。ほとんど知り合いもいなかったので、お話できて嬉しかったです。それと、このホームページ、意外と読まれているのが分かってしまいました。もっとまじめに更新せねば・・・。
で、今日の更新はあちこちです。チェロ弦アンケートの溜まっていた分、演奏会の履歴と予定、私のチェロ(使用弦のところ)などなど。結構あるので、いちいちリンクしません。適当に探して下さい。
それにしても、今日の怒濤の更新はなんだろう???恐るべし、チェロアンサンブルの威力。
1999/11/02
うーん、とうとう10月は更新なしになってしまいました。職場が変わってからというもの、そんなに忙しくないはずなのに何かと忙しいのよね。チェロ弦のアンケートが何通か届いていたり、新しい職場のことを書いたりとか、いくつか更新のネタはあるのですが、なにせ時間が・・・。今日はとりあえずこれからの演奏会予定のページのみ更新しておきます。1000人のチェロ・コンサートの一周年記念同窓会と京都市民管弦楽団の定期演奏会の出演予定を追加です。
あと、更新が大変なので、当分のマークをつけるのをやめます。これが原因で更新が滞っていたきらいもあるので・・・。