2000/10/27
最近、何となく演奏会の曲に追いかけられているような気分でチェロを練習することが多くなっています。こんな気分は学生の時以来です。よく考えてみると、去年あたりからオーケストラで演奏会に出る機会が極端に増えて、定期演奏会クラスの演奏会は年2回程度だったものが去年も今年も5回になっています。いろいろな曲が弾けるのは嬉しいし楽しいのですが、消化不良のまま演奏会に出るのが嫌なたちなので、結構苦労してます。学生の時みたいに練習時間がたっぷりあるわけではないし、エキストラで出てる時は合奏練習も少ないので、練習の時はとにかく集中するよう心掛けてます。来年は既に5つの演奏会に出演決定、このままのペースでいくとさらに増えて、全部で9〜10回になる予定なので、もっと集中力を上げないと。これからの演奏会予定は、次回に更新するつもり。そろそろ室内楽が恋しくなってきたぞう。
2000/10/17
一昨日、京田辺市民音楽祭が終了。同志社女子大学の新島記念講堂で演奏しました。いいホールです。室内楽向きです。気持ちよく演奏させて頂きました。しかし、演奏会本番というものは、なぜにこんなに体力を消費するのか。小曲ばかりなのに、後でどっと疲れが出ます。年のせいもあるのか。
13日には、アンナ・ビルスマのバッハ無伴奏チェロ組曲のコンサートを聴いてきました。1晩だけなので2,3,6番の3曲のみですが、聴き応え・見応えありすぎです。いつものような語り口は変わりませんが、見るのと聴くだけとは大違い。ボウイングとか左手の取り方とか、目も釘付けです。唖然として目が点になることもしばしば。開放弦の使い方も、すごく勉強になりました。しかし、第2番の1小節目のAの伸ばしが開放とはね。そういう意味では、一から考え直す機会になって良かったです。ついでに、バロックボウも欲しくなってしまった。少しずつでも資金を溜めないと。最近、室内楽も含めてビルスマさんのCDをよく聴くので、頭の中のAがちょっと下がり気味。
8日は、京都市民管弦楽団の合宿練習に参加しました。そこで生ガットを張ったチェロを発見。もう一人のエキストラの方のようです。お話はできませんでしたが、こういう方もたまにはいらっしゃるんですねぇ。ちょっと嬉しくなりました。
ガットといえば、「かいのー」さん。一寸前にA,Dをガットにしてすぐに元に戻されたようですが、ガットの魅力は何といっても低音です。C,Gをガットにすると、上二本がスチールでも音色が軟らかくなります。ついでにDまでガットにすると、A線は何を張ってもガットっぽい音色になります。皆さんも、一度お試しあれ。(この段落、ガット弦を愛好する関西チェリストの会(仮称)のガット弦普及活動)
というわけで、今日の更新は使用チェロ弦に関するアンケートの集計ページ、私の音楽歴と今までのステージ記録・これからの演奏会予定。