Information1998年11月

1998/11/30
 更新を さぼっている間に はや師走(俳句にしてどうする>自分)。

 昨日、1000人のチェロ・コンサートに出演しました。コンサート前に仕事が超多忙モードに突入してしまった私は、10月25日の大阪分奏が最後の練習となってしまい、本番まで1カ月以上期間が開いてしまいました。
 当日のリハーサルに出席してびっくり。テンポが今までと全然違う!!。しかも、私は10番パートのほぼ最後列ときて、指揮から一時も目が離せない状態。最後の練習から期間が開いていることもあり、音を間違えまくってしまいました。昼休みは、暗譜すべく曲をさらうのみ。他の人に挨拶している余裕などありませんでした。
 1000人もチェロが集まると、やはり耳でのアンサンブルは不可能です。常に指揮に合わせていないと、必ず乗り遅れてどんどん遅くなって行ってしまいます。特にテンポの速い曲(フンクのクーラントやジーグ・メドレーの速いところなど)では、自分の出す音と他のパートから聞こえる音が一拍くらいずれるのはざらです。一番困るのが、シンコペーションです。メドレーのはじめの方に出てくるのですが、指揮に合わせてシンコペーションを弾いていても、聞こえてくるメロディーは自分の音の出とほぼ同時。つまり、半拍遅れでメロディーが聞こえてくるのです。それはそれは不思議な気分でした。それでも、リハーサルで大体の雰囲気はつかめたので、本番は結構気持ちよく弾けました。金管楽器とかでよくある客席バンダって、こんな感じなのでしょうか。その気持ちが、少し分かったような気がします。弦楽器奏者にとっては、非常に貴重な体験でもありました。
 このコンサートは、チェリストが1000人集まるという意味だけではなく、神戸の震災の被災者の追悼という意味も持っています。あの地震の時の自分を思い出してしまいました。その時すでに京都に住んでいたのですが、うちも結構揺れました。体の上に倒れてきたチェロ、棚から落ちたスピーカー、傾きかけた加古川の実家、医療支援に行った病院・・・・。あの頃の事は、忘れようにも忘れられません。現在は、表向きの社会資本はほぼ整備されたように見えますが、個人単位の復興はまだまだこれからです。隣で弾いていた北海道の方に、「もうほとんど地震の影響は残っていないみたいですね。」と言われましたが、いやいや、まだまだこれからですよと答えました。表向きだけつくろっても、見えないところでまだまだ大変な人たちはたくさんいるのです。遠路はるばるコンサートに来られた皆さん、繁華街とポートアイランドだけで「神戸は見事に復興している」とは思わないで下さいね。
 ということで、私の音楽歴今までのステージ記録これからの演奏会予定のみ更新しました。

1998/11/18
 忙しい〜。本日の更新はチェロ弦に関するアンケート集計ページのみ!いじょー。

1998/11/13
 この前、久々にチェロのレッスンに行きましたが、今月に入ってからろくにさらえていなかったので、とにかくぼろぼろでした。2カ月半ぶりだったんですが、もうボウイングが目茶苦茶。変な癖がつきまくってました。書いてることとやってることが違うじゃないか>自分。反省はするけど、練習する時間がないよ〜。 

1998/11/11
 アンケートが届きましたので、チェロ弦に関するアンケート集計ページに1件追加しました。

1998/11/10
 どうして月初めはこんなに忙しいんだろうか。先週なんて、毎日帰宅が午後9時10時だし、疲れ果てて更新する元気もなかったです。ということで、約10日ぶりの更新です。
 Cello MUSICA内のリンクのページに、札幌交響楽団チェロ奏者の荒木 均さんのサイトへのリンクを追加しました。荒木さんは、アマチュアオーケストラ(大学のサークル)でチェロを弾いておられたのですが、その後芸大の別科で修行を積まれてプロになられた方です。アマチュアとプロの両方を体験されて、その文化の違いなどの話も、なかなか興味深いです。


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